28歳、人生の損切り。同棲解消、退職、そして実家へ帰った日
2026/01/29
幸せを「損切り」する痛み
大阪・南森町、西岡税理士事務所の西岡です。
投資の世界には「損切り(ロスカット)」という言葉があります。 損失が拡大するのを防ぐために、あえてマイナスを受け入れて決済すること。 頭では分かっていても、実行するには強靭な精神力が必要です。
今日は、僕の人生で最も辛かった「損切り」の話をします。
それは、仕事も、住む場所も、そして結婚を考えて同棲していた彼女との生活も、すべて手放して税理士試験に専念することを決めた、28歳の時の決断です。
この話をするのは、正直今でも胸が痛みます。 でも、今、キャリアと勉強の狭間で揺れているあなたに、一つの極端な事例として、そして僕なりの「覚悟」の話として、伝えなければならないと思いました。
ぬるま湯の中で腐っていく焦り
会計事務所で働きながら、なんとなく勉強を続けて数年。 実務経験は積めましたが、肝心の税理士試験は「科目合格ゼロ」のままでした。
私生活では、当時付き合っていた彼女と一緒に暮らしていました。 仕事から帰れば、明かりがついている。ご飯を作って待っていてくれる人がいる。
それは、逃避するにはあまりにも心地よい「ぬるま湯」でした。
「今年は仕事が忙しかったから、記念受験でいいや」 そう言って自分を甘やかす僕を、彼女は責めませんでした。 でも、28歳になったある日、ふと鏡の中の自分を見て思ったのです。
「周りはどんどん先に進んでいるのに、俺だけが止まっている」 「このまま30代になったら、俺は一生、何者にもなれないまま終わる」
いつまで経っても縮まらない、周りとの差。 「遅れを取り戻すためには、人の倍やらなければ追いつけない」 そう頭では分かっているのに、日々の仕事の疲れを言い訳に、アクセルを踏み込めない自分。
この幸せな生活を守ろうとしている限り、今の自分には合格への執念は生まれない。
僕は自分の「弱さ」を認めざるを得ませんでした。 環境を変えない限り、俺は変われない。 すべてをリセットして、自分を追い込むしかない。
僕は決断しました。
「仕事を辞めて、この部屋を出て、受験専念になる」
同棲解消。「出ていく」という現実
決断は、身を裂くような痛みを伴いました。 一番辛かったのは、彼女への切り出しです。
リビングで彼女に向き合い、頭を下げました。 「ごめん。俺、仕事を辞めて実家に帰る。税理士試験に命をかけたいから、ここにはもう住めない」
彼女の表情を、僕は一生忘れないでしょう。 勝手な言い分です。結婚も視野に入れていた年齢で、同棲していた部屋を出て、無職になって親元に帰る男。 「待っていてほしい」なんて、とても言えませんでした。
引越しの日。 二人で選んだ家具、ペアの食器、生活の痕跡をダンボールに詰めていく作業は、まるで自分の心臓を少しずつ切り取っていくようでした。 トラックに荷物を積み込み、空っぽになった部屋の鍵を置いた時。 僕の20代の「人並みの幸せ」は、完全に終わりました。
プライドを捨てて実家へ
実家に戻った夜。 28歳のいい大人が、仕事も恋人も失い、親のスネをかじりに出戻ってきた。 近所の目、親の心配そうな、でも少し呆れたような視線。
「情けない」 その一言に尽きました。 でも、その情けなさが、僕の燃料になりました。
「ここまでしたんや。これだけのものを捨てたんや」 「これで受からんかったら、俺はただのクズや」
失ったものの大きさが、僕を机に縛り付けました。 同棲していた部屋の温かさを思い出すたびに、歯を食いしばって理論暗記のテキストを睨みつけました。 もう、後戻りする場所なんてどこにもなかったからです。
「逃げ」と「確信」の狭間で
正直に告白します。 僕が仕事を辞めた理由の数%は、当時の仕事の辛さからの「逃げ」でした。 そして、「自分は環境に左右されやすい弱い人間だ」と認めてしまった敗北感もありました。 「働きながらでは合格できない」と諦めたのです。
だからこそ、僕は今、働きながら勉強を続けている人、ましてや科目合格を勝ち取っている人を、心の底から尊敬しています。 当時の僕にはできなかった「二足のわらじ」を履きこなし、前に進もうとしているその精神力は、何物にも代えがたい才能です。
西岡事務所が「環境」を用意する本当の理由
僕が専念を決断できたのは、「環境さえ整えれば、俺だってやれる」という、ぼんやりとした、しかし確かな確信があったからです。
記念受験とはいえ、数年間もがき続けた日々の中で、自分なりの「勝ち筋」が見えかけていた。 だからこそ、退路を断つことで自分を追い込み、その確信を現実に変えることができました。
今、僕が事務所の環境整備にこだわる理由は、「スタッフを甘やかしたいから」ではありません。
「あなたが持っている『ひたむきな熱量』を、環境のせいで無駄にしてほしくないから」です。
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残業について: 「基本的にはさせない」方針ですが、税理士事務所ですので繁忙期にはどうしてもお願いすることがあります。楽な仕事ではありません。でも、無意味な長時間労働であなたのエネルギーを奪うことはしません。
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試験休暇について: もちろん取ってください。合格するための「武器」として使ってほしいのです。
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「倍やる」覚悟のあるあなたへ
僕はかつて、「3年の遅れを取り戻すには、人の倍やらなければ追いつけない」と焦り、もがいていました。 その焦燥感や行き詰まりの苦しさは、痛いほど分かります。
西岡税理士事務所は、決して「ぬるい」事務所ではありません。 むしろ、「働きながら合格する」という、僕が成し遂げられなかった偉業に挑戦しようとするあなたを、全力でバックアップする場所です。
犠牲にするものは、少ない方がいい。 でも、努力の量は減らせない。 その厳しい現実を知った上で、それでも「やり遂げたい」と願うあなたの覚悟を、僕は絶対に邪魔しません。
かつて全てを捨てて実家に戻った僕にはできなかった、「仕事も、生活も、夢も守り抜く」というかっこいい生き方を、ここ大阪・天満橋で実現して見せてくれませんか。 そのための舞台は、ここに用意してあります。
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