「1勝1敗」の報告。繁忙期でも「週3勤務」の約束を守ってくれた師匠
2026/02/06
クビか、残留か
大阪・天満橋、西岡税理士事務所の西岡です。
「もし全科目落ちていたら、即退職して専念に戻ります」 面接でそんな身勝手な条件を突きつけ、採用してもらってから3ヶ月。 ついに運命の12月がやってきました。
僕にとっては、単なる合否の確認ではありません。 この西岡税理士事務所(当時の勤務先)にいられるか、それとも荷物をまとめて出ていくか。 自分の進退がかかった、まさに「審判の日」でした。
今日は、首の皮一枚で繋がった日の安堵と、入社時の「わがままな約束」を最後まで守ってくれた師匠(所長)の話です。
相続税法、2年越しの雪辱
届いた封筒を開ける手は、昨年以上に震えていました。 深呼吸をして、中身を確認します。
相続税法:合格 法人税法:不合格(A判定)
「……よしっ!!」
まず口をついて出たのは、歓喜というより、重たい荷物を降ろしたような深い吐息でした。 昨年A判定で涙を飲んだ相続税法。 ネット回線を売りながら、悔しさを噛み締めて食らいついた日々が、ようやく報われました。 一方で、初挑戦の法人税法は不合格。
これでトータル4科目合格。税理士まであと一つ、ついに「王手」をかけました。
「約束通り」でいいのか?という不安
翌朝、所長のデスクへ報告に行きました。 「相続は受かりました。でも法人はダメでした……」
入社時の取り決めでは、 「1科目合格なら、繁忙期明けまで働いて、5月から休職(専念)する」 「勤務ペースは、これまで通り週3日勤務・週2日通学を維持する」 という約束でした。
しかし、これから事務所は一年で一番忙しい「確定申告時期(2月・3月)」を迎えます。 普通の感覚なら、「一つ受かったんやから、繁忙期くらいフルタイムで手伝ってくれよ」と言われてもおかしくない状況です。 いくら約束とはいえ、本当にこの「超・高待遇」のままでいいのか。僕は恐縮しながら、今後の確認をしました。
「あと一つ、法人税法が残ってしまいました。約束通り、繁忙期も週3日で……5月からは休ませてもらって大丈夫でしょうか?」
「おう、ええよ」
所長は、僕の顔を見て、少しも嫌な顔をせずに即答しました。
「おう、ええよ。約束やからな」
「……本当に、いいんですか?」 「当たり前や。お前が受かるためにここにおるんやろ。中途半端に働いて落ちるくらいなら、約束通りしっかり休んで受かってこい」
拍子抜けするほどあっさりとした許可。 「忙しいのに困るなぁ」といった空気は微塵も出しませんでした。 この人は、僕という一人のスタッフの将来を、事務所の目先の労働力よりも優先してくれている。 その器の大きさに、頭が上がりませんでした。
「恩返し」は合格することだけ
こうして僕は、事務所公認で「超・高待遇な受験生スタッフ」として残留することになりました。 繁忙期で周りのスタッフが忙しくしていても、僕は約束通り週2日は学校へ行き、5月からは休職に入ります。 申し訳なさと感謝で、胸がいっぱいでした。
でも、この特別扱いには強烈なプレッシャーもセットです。 ここまで約束を守ってもらって、もし来年も落ちたら? そんな不義理は、死んでもできない。
「絶対に、今年で終わらせる」 「官報に名前を載せて、所長に報告するのが一番の恩返しや」
師匠の「ええよ」という言葉は、どんな叱咤激励よりも重く、僕の背中を押し続けました。
人を育てるということ
今、僕が経営者としてスタッフと向き合う時、常にこの時の所長の顔が浮かびます。
「人を育てる」とは、その人の可能性を信じて、約束を守り抜くこと。
西岡税理士事務所が、受験生スタッフの試験休暇や勉強時間を大切にしたいと考えるのは、僕自身がそうやって守られ、育てられたからです。 いただいた恩は、次の世代に送ることでしか返せませんから。
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