「確定申告」の戦場にて。3年のブランクと、身体が覚えていた「消費税」の感覚
2026/02/07
嵐の中の週3勤務
大阪・天満橋、西岡税理士事務所の西岡です。
年が明け、税理士事務所は一年で最も殺気立つ季節を迎えます。 **「個人の所得税の確定申告」**です。 1年間の領収書や通帳のコピーが入った紙袋が、山のように事務所に届く2月と3月。
そんな戦場のような時期に、僕は所長との約束通り「週3日勤務、定時退社」というVIP待遇で働かせてもらっていました。 申し訳なさを背中で感じつつ、限られた時間の中で少しでも戦力になろうと必死でした。
今日は、3年ぶりの実務復帰で味わった「戸惑い」と、過去の自分に助けられた「手応え」の話です。
「前の事務所とは違う!」という壁
「経験者だから、ある程度は即戦力だろう」 自分でも少しそう思っていた期待は、初日に裏切られました。
税理士事務所と一口に言っても、事務所ごとに仕事の進め方は全く違います。 会計ソフトの種類、資料の綴じ方、チェックのルール、お客様への連絡手段。 前の事務所では「正解」だったやり方が、ここでは「間違い」になることもあります。
「あれ、この書類、どっちのファイルに入れるんでしたっけ?」 「この控えを先に印刷するんや」
3年のブランクで指が動かない上に、新しい事務所のローカルルールに戸惑う日々。 「経験者採用」のレッテルがプレッシャーになり、単純なミスをしては落ち込みました。 この時期は、法人税法の勉強よりも、事務所のコピー機の使い方を覚える方が大変だったかもしれません。
過去の「貯金」が活きた瞬間
しかし、毎日領収書の山と格闘していると、ふとした瞬間に「回路」が繋がる感覚がありました。
確定申告は、単に「所得税」だけの問題ではありません。 売上の規模が大きい個人事業主のお客様には、「消費税」の申告義務も発生します。
ある日、お客様の経費入力をしていて、先輩スタッフが判断に迷っている場面に遭遇しました。 「この取引、課税仕入れになるんかな、それとも非課税かな……」
その時、僕の頭の中で、2年目に死ぬほど暗記した消費税法の理論と、前の事務所での実務経験がパチっと繋がりました。
「あ、それ、このケースだと課税区分が変わりますよ。」
恐る恐る伝えると、先輩が調べて「ほんまや! ありがとう、助かったわ」と言ってくれました。
受験勉強は、裏切らない
この時、僕は初めてこの事務所で役に立てた気がしました。 消費税法は、実務と密接に関わっています。 受験時代に苦しんで覚えた「課税・非課税・免税・不課税」の区分判定が、実務の現場で僕を救ってくれたのです。
「俺がやってきたことは、無駄じゃなかった」
机上の空論だと思っていた勉強が、目の前のお客様の税金を計算する役に立つ。 この感覚を思い出してからは、仕事への恐怖心が消え、むしろ「実務が楽しい」と思えるようになりました。 仕事で税法に触れ、夜はテキストで法人税法を学ぶ。 実務と勉強の相乗効果が、ラストイヤーの僕を加速させていきました。
嵐が過ぎ、いよいよ最後の戦いへ
怒涛の確定申告時期も、3月15日の期限と共に終わりを告げました。
事務所のみんなが「終わったー!」と打ち上げの相談をする中、僕には別の「終わり」と「始まり」が待っていました。
約束通り、5月からは完全休職に入ります。 事務所の皆さんは笑顔で送り出してくれました。
さあ、残るはラスボス「法人税法」のみ。 仕事道具を片付け、すべての時間を勉強に注ぎ込む「最後の夏」が始まります。
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