「就活したくない」がすべての動機だった。僕が公務員試験に落ち続けた、あまりに当然な理由
2026/01/21
導入
大学の周りの友人たちが、リクルートスーツに身を包み、説明会だのエントリーシートだのと騒ぎ始めた頃。 僕はその波に乗るどころか、全力で岸へと泳ぎ戻っていました。
「あんな嘘くさい競争に参加したくない」 「自分を良く見せるなんて無理だ」
そんなもっともらしい理由を並べていましたが、本音はたった一つ。 「働きたくない。社会に出るのを先延ばしにしたい」 それだけでした。
友人につられて選んだ「公務員」という隠れ蓑
そんな時、仲の良かった友人が「公務員試験を受ける」と言い出しました。 僕にとって、それは渡りに船でした。
「公務員試験の勉強をしている」と言えば、就職活動をしなくて済む。 フリーターでもニートでもない、「受験生」という身分が手に入る。 親や世間に対する言い訳として、これほど優秀なものはありませんでした。
「俺も公務員目指すわ。安定してるしな」 そんなペラペラの動機で、僕の公務員浪人生活(という名のモラトリアム)は幕を開けました。
「偽物の努力」と、筆記試験の罠
誤解のないように言っておくと、勉強自体はそれなりにやっていました。 朝から図書館に行き、参考書を開き、過去問を解く。 端から見れば「真面目な学生」だったと思います。
でも、その熱量の向け先は「公務員になって社会の役に立ちたい」ではありませんでした。 「試験に受かって、これ以上働かなくていいポジションを確保したい」 「勉強している自分に酔って、将来の不安から目を逸らしたい」
動機は不純でも、マークシートは正直です。 知識を詰め込んだ分だけ点数は取れる。だから、筆記試験(一次試験)は通過するんです。 「お、意外といけるやん」 僕は勘違いしました。自分の空っぽさに気づかないまま。
面接官は見抜いていた。「コイツ、中身がないな」
地獄は二次試験、面接からでした。 筆記は通るのに、面接で必ず落ちる。2年連続で、あちこちの自治体を受けましたが、結果は全滅。
当時は「なんでや!ちゃんと答えられたはずやのに」と憤っていましたが、今なら痛いほど分かります。 面接官である大人たちは、完全に僕を見透かしていたんです。
・志望動機が借り物であること。
・「安定」という名の「楽」を求めているだけの、なめきった職業観。
・困難から逃げ続けてきた、根底にある怠惰と人間性の薄さ。
「君、本当は何がしたいの?」 そう聞かれた時の、あの胸がざわつく感覚。 言葉を取り繕えば取り繕うほど、自分の「空っぽさ」が露呈していく恥ずかしさ。
彼らが落としたのは、点数が足りなかった学生ではありません。 **「自分の人生を生きる覚悟がない若者」**を、正確に弾いただけだったのです。
振り返って思うこと
もしあの時、うっかり合格していたら…と想像するとゾッとします。 きっと、仕事の辛さに耐えられず、もっと早い段階で潰れていたか、あるいは税理士という今の天職に出会うこともなかったでしょう。
当時の僕に言いたい。 「逃げの選択は、必ずどこかで行き止まりになる」と。
今の僕は、あの頃の面接官と同じ年齢を超えました。 採用面接で応募者の方と話すとき、経験やスキルはもちろん大切ですが、
「その人の痛み」や「不器用なりの覚悟」を見ています。
一度逃げた人間だからこそ、今、必死に這い上がろうとしている人の「本気」は、輝いて見えるのです。
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