「開業してみえへんか?」。師匠が用意してくれた、一番安全で、一番ワクワクする独立への花道
2026/02/10
ぬるま湯の心地よさ
大阪・天満橋、西岡税理士事務所の西岡です。
官報合格を果たし、正社員(所属税理士)として働き始めて1年ほどが経った頃。 正直に言えば、僕は少し「調子に乗って」いました。
毎月25日になれば、決まった額の給料が振り込まれる。 仕事は師匠(所長)から割り振られた顧問先を回っていればいい。 「先生」と呼ばれ、生活も安定し、あの地獄の受験生活が嘘のようでした。
「このまま、この事務所の番頭さんとしてやっていくのも悪くないな」 そんな甘えが芽生え始めていたある日、師匠から声をかけられました。
師匠からの提案「そろそろ、自分の看板でやってみたらどうや?」
「西岡くん、お前そろそろ『所属』から『開業』に変えてみえへんか?」
「えっ? 独立ってことですか? いや、まだそんな自信は……」 慌てて答える僕に、師匠は笑って説明してくれました。
「ちゃうちゃう、事務所を出て行けってことやない。ここにおってええ。 ただ、契約を『雇用(給料)』から『業務委託(報酬)』に変えるんや。開業税理士としてしか出来へん仕事をしてもらいたいねん。 形の上では独立やけど、今お前が担当してる事務所のお客さんは、そのまま見といてくれ。その分の報酬はちゃんと払うから、生活の心配はないで」
つまり、見た目や生活レベルは今までとほとんど変わりません。 給料という名目が、業務委託料に変わるだけのような感覚でした。
しかし、師匠の次の言葉が、僕の心に火をつけました。
「その代わりな、今後お前が自分で見つけてきたお客さんは自分の名前で契約しなさい。報酬は、全部お前の取り分にしてええぞ」
サラリーマン根性が消えた日
「自分の獲得した報酬は、100%自分のもの」 その条件を聞いた瞬間、僕の中で何かがカチッと切り替わりました。
これまでは、どれだけ頑張っても給料は固定。 「まあ、ほどほどにやっておけばいいか」というサラリーマン根性が心のどこかにありました。 しかし、これからは違います。
頑張って営業して、お客さんを捕まえれば、それがダイレクトに自分の収入になる。 青天井の可能性が目の前に広がったのです。
「事務所の仕事で最低限の生活は保障されている。その上で、自分の力で稼ぐ挑戦ができる」 これほど恵まれた独立へのスタート環境はありません。 師匠は、僕を突き放すのではなく、一番安全な方法で「経営者」としての第一歩を踏み出させてくれたのです。
「自分の城」を持つということ
翌月、僕は税理士会で手続きを行い、登録を「開業税理士」に変更しました。 自分の屋号が入った新しい名刺。 事務所の片隅にある自分のデスクが、小さいながらも「自分の城」になった気がしました。
働き方は一変しました。 事務所の仕事を効率よく終わらせ、空いた時間で交流会に顔を出したり、知人に挨拶回りをしたり。 かつては面倒だった「営業」が、自分の未来を拓くための「宝探し」に変わりました。
「どうやったら自分を売り込めるか?」 「お客様は何に困っているのか?」 雇われの身では他人事だった問いが、自分事としてのしかかってくる。 そのヒリヒリするような感覚が、たまらなく面白かったのです。
将来、仲間にもこの景色を見せたい
現在、西岡税理士事務所はまだ小さな組織で、スタッフもパートタイムの方が中心です。 ですが、将来的に事務所が大きくなり、意欲のあるメンバーが育ってきたら、僕が師匠にしてもらったような「社内独立」のような働き方も提示できればいいな、と考えています。
「生活の不安なく、自分の力で稼ぐ面白さを知る」 そんな環境を、いつか次の世代にも用意してあげたい。 それが、僕を育ててくれた師匠への恩返しでもあると思っています。
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