【プロとしての目覚め】電話が鳴らない日々。スーパー営業マンの後輩が教えてくれた「仕事」の重み
2026/02/11
経済的な不安はなかったけれど
大阪・天満橋、西岡税理士事務所の西岡です。
師匠の提案で「雇用」から「業務委託」へと契約を切り替え、晴れて個人事業主としてのスタートを切った僕。 意気揚々と自分の屋号「西岡税理士事務所」が入った真新しい名刺を持ち、街へ繰り出しました。
幸い、師匠の計らいで以前からの担当顧問先の報酬は確保されていたので、すぐに食べていけなくなるような経済的な焦りはありませんでした。 しかし、「自分の力で獲得した顧客がゼロ」という事実は、プロとしてじわじわとプライドを蝕んでいきました。
異業種交流会で名刺を配っても、返ってくるのは社交辞令のメールだけ。 ポケットの中の携帯電話は、一向に鳴りません。
「あれ、俺、このままやと事務所の『お荷物』と変わらんのちゃうか……」 守られた環境に甘えている自分への、プロとしての焦りが募っていたある日のことでした。
意外なところからの紹介
地元の友人から、携帯に着信がありました。 「おお、久しぶり。お前やっと税理士なったんやんな? 実はな、○○の弟が今度独立することになってん。一回会うたってくれへん?」
中学時代の同級生の弟。 正直、当時の印象は「やんちゃな同級生の、やんちゃな弟」というイメージしかなく、少し構えてしまいました。 「あいつが社長か……。大丈夫かな」
しかし、選り好みしている場合ではありません。「もちろん、喜んで!」と答え、後日、彼が構えたばかりの小さな事務所を訪ねました。
営業のプロへのリスペクト
再会した彼は、僕の記憶の中の「やんちゃな後輩」とは別人のような、バリバリのビジネスマンになっていました。
話を聞くと、彼はいわゆるスーパー営業マンでした。 厳しいノルマの世界で、ひたすら足で稼ぎ、頭を下げ、泥臭く結果を出し続けてきた。 そしてついに、自分の実力一つで独立を果たしたのです。
僕は、学生時代そして家電量販店のバイト時代、「営業」という仕事の厳しさから逃げ出した経験があります。 だからこそ、その世界で戦い抜き、飯を食ってきた彼の凄さが痛いほど分かりました。
「すげえな……。ほんまに尊敬するわ」 年下の彼に対して、素直にそう思いました。 そして、「この凄い男のビジネスを、税務の面で絶対に支えたい」という強い使命感が湧いてきました。
師匠の教えを胸に、初陣へ
彼は営業のプロですが、税金や経理のことは未知の世界です。 「西岡さん、売上は作る自信あるんですけど、経理とかそのほかの事がサッパリで。何が経費になるんですか?」
初めての「自分の見込み客」との面談。 緊張で喉がカラカラでしたが、僕は師匠の教えを思い出していました。
「偉そうにするな。専門用語は使うな。相手の不安に寄り添え」
僕は難しい税法の話は一切せず、彼のビジネスモデルや、将来のビジョンをじっくり聞きました。 そして、会社設立や税金の仕組みをできるだけ平易な言葉で説明しました。
2時間ほど話し込んだ後、彼が真っ直ぐな目で言いました。 「分かりやすかったです。これからのこと、西岡さんに任せていいですか?」
ガッツポーズの裏にあった「冷ややかな覚悟」
「はい、ぜひお願いします!」 そう答えた瞬間、僕は心の中で静かにガッツポーズをしました。
しかし同時に、背筋に冷たいものが走るのを感じました。
「これからは、本当の意味で最後まで自分でケツを拭かなあかんのやな」
今までも、担当者として責任を持って仕事をしていたつもりでした。 でも、心のどこかに「何かあっても、最後は所長がなんとかしてくれる」「責任を取るのは会社だ」という甘えがあったことを、この瞬間強烈に自覚しました。
目の前の彼に対して、税務上の判断ミスがあれば、損害賠償を負うのも、信用を失うのも、すべて僕一人。 所長という防波堤はもうありません。 その恐怖と重圧を感じた時、僕は初めて「雇われ」から「プロ」に一歩踏み出せた気がしました。
自分のハンコを押した契約書
後日、契約書を持って再び彼の事務所を訪れました。 事務所の雛形を借りて作った、自分の屋号が入った顧問契約書です。
彼が署名・捺印し、僕も自分の実印を押す。 たったそれだけの作業ですが、ハンコを押す手が微かに震えました。 それは嬉しさの震えであると同時に、全責任を背負う覚悟の震えでした。
「責任」と「裁量」を持って働ける環境を
この時、僕が感じた「自分の仕事がダイレクトに評価される喜び」と「責任の重さ」。 これは独立しなければ味わえないものでしょうか? 僕はそうは思いません。
現在の西岡税理士事務所では、必ずしも全員に独立を推奨しているわけではありません。 むしろ、長く一緒に働いてくれる仲間を求めています。
ただ、僕が経験したように、 「やらされる仕事」ではなく「自分の仕事」として責任と裁量を持つこと。 そして、その成果が正当に評価・報酬に反映されること。 そんな「組織にいながら、プロとして自立して働ける環境」を、これからのスタッフには提供していきたいと考えています。
今はまだ小さな事務所ですが、将来的には担当数や成果に応じた年俸制など、頑張る人が報われる仕組みを整えていく予定です。 「歯車」ではなく「主役」として働きたい方、ぜひ一度お話ししましょう。
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西岡税理士事務所
住所 : 大阪府大阪市北区天満4丁目6−10
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