【完全独立】師匠、今までありがとうございました。天満橋の「ワンルーム」で城を築いた日
2026/02/16
物理的な限界
大阪・天満橋、西岡税理士事務所の西岡です。
クラウド会計という武器を手に入れ、多少の効率化はできたものの、仕事量は増える一方でした。
昼間は営業と打ち合わせ、夜は入力作業と申告書作成。 土日も返上し、睡眠時間を削る日々。
「……あかん、もう限界や」
一人でやれることには限界があります。 売上は上がっても、使う時間がなければ意味がない。
それに何より、これ以上忙しくなると、お客様へのサービス品質が落ちてしまう。
「人を雇おう」 そう決意しましたが、師匠の事務所のデスクを間借りしている今の状態では、スタッフを雇うスペースがありません。
それはつまり、師匠の元を離れ、自分の事務所を構える「完全独立」を意味していました。
師匠への卒業宣言
ある日の業務終了後、僕は師匠(所長)に時間を取ってもらいました。 心臓が早鐘を打っていました。
「所長、相談があります。……事務所を出て、独立しようと思います」
師匠は、いつものようにコーヒーを啜りながら、静かに頷きました。
「そうか。まあ、お前の客も増えてきたし、いつまでもここにおったら手狭やろうしな」
引き止められることも、怒られることもありませんでした。
むしろ、少し寂しそうでありながらも、弟子の成長を認めてくれているような温かい目でした。
「お前が自分で獲得した客は、全部持って行ってええ。その代わり、うちの客(師匠の担当先)は置いていけよ(笑)」
「もちろんです! ……所長、今まで本当に、ありがとうございました!」
受験生時代、繁忙期に休ませてくれたこと。 ブランクのある僕を拾ってくれたこと。 社内独立という形で、リスクなく営業の練習をさせてくれたこと。
師匠がいなければ、今の僕は絶対にいません。 僕は深々と頭を下げ、育ててくれた「実家」を巣立つことになりました。
天満橋のワンルームマンション
そこからは怒涛の物件探しです。 場所は、師匠の事務所からも近く、法務局や税務署へのアクセスも良い「天満橋」エリアに絞りました。
何件も内見し、ようやく決めたのが、天満橋駅からほど近い「10坪ほどのワンルームマンションの一室」でした。 決して広くはない、普通のマンションです。でも、ここが僕の初めての「自分の城」になりました。
賃貸借契約書にハンコを押す時、手が震えました。 「これからは、家賃も光熱費も、全部自分の稼ぎから払わなあかん」 固定費という重荷を背負う恐怖と、誰にも縛られない自由への高揚感。
鍵を受け取った日、何もないガランとした部屋の真ん中で、僕は一人、大の字に寝転がりました。
「ここから、西岡税理士事務所の第2章が始まるんや」
驚愕の時給相場と、長い採用活動
事務所を借りたら、次は「人」です。 机と椅子、パソコンを2台分用意し、求人を出しました。
「未経験歓迎。一緒に事務所を作ってくれる方、募集」
しかし、世の中そんなに甘くはありませんでした。 応募は来ないし、来たとしても条件が合わない。 何より、僕がびっくりしたのは「時給相場の高さ」でした。
「えっ、今のパートさんの時給ってこんなに高いんか……」 僕が受験生時代にしていたバイトとは大違いです。
人を雇うコストの重みを、数字でまざまざと見せつけられました。
結局、最初のスタッフが決まるまでに3ヶ月かかりました。 「こんな実績もない、小さな事務所に来てくれる人が本当におるんか?」 不安で眠れない夜もありました。
「雇用」の重みを知っているから
苦労の末、ようやく記念すべき最初のスタッフを採用することができました。
今の西岡税理士事務所が、スタッフの雇用環境や働き方に真剣に向き合うのは、この時の「人を雇う怖さと、来てくれたことへの感謝」が骨身に染みているからです。
「来てくれたからには、絶対に幸せにせなあかん」
「この事務所で働いてよかったと思ってもらわなあかん」
その想いは、少しずつ仲間が増えてきた今でも変わりません。
うちはまだまだ小さな事務所ですが、「うちを選んでくれた人の生活は、何があっても守り抜く」。その覚悟だけは、当時も今も変わりません。
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西岡税理士事務所
住所 : 大阪府大阪市北区天満4丁目6−10
合椎ビル 3階4号室
電話番号 :
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