「とりあえず行けるところ」を選び続けた人生のツケが回ってきた時
2026/01/18
楽な方へ、楽な方へ。
私の人生の選択基準は、20代半ばまで一貫していました。
それは「どうすれば、苦労せずに済むか」という一点です。
高校受験の時も、大学進学の時も。
「ここに行きたい」という情熱があったわけではなく、「今の成績で行ける、一番楽なところ」を選びました。
友人と同じ道を行けば安心だし、内部進学や推薦を使えば、あの苦しい受験勉強を味合わなくて済む。
「とりあえず、ここでいいか」
その場しのぎの選択を重ねることは、当時は賢い生き方のようにも思えました。荒波に揉まれることもなく、平穏に、なんとなく時間が過ぎていく。
しかし、その「とりあえず」の積み重ねが、将来自分をどれほど苦しめる「負債」になるのか、当時の私は気づく由もありませんでした。
履歴書の前に座って、手が止まった
そのツケが回ってきたのは、24か25歳の時でした。
公務員浪人に失敗し、いよいよ「どこでもいいから働かなければならない」という現実に直面した日。
私は生まれて初めて、自分の人生を一枚の紙に書き出そうとしました。
履歴書…
氏名、住所、学歴……そこまではスラスラと書けます。
しかし、その下の「資格・特技」や「自己PR」の欄に来たとき、私のペンは完全に止まりました。
書けることは1行だけ「普通自動車免許」ほかには何もない。
英検も、PCスキルも、スポーツの記録も、学生時代の目覚ましい活動も。
何一つ、誇れるものがありませんでした。
あるのは「一度留年した」という事実と、空白の期間。そして、その場しのぎで選んできた学校の名前だけ。
これまで何かを最後までやり遂げた経験がない。
何かに本気で向き合い、壁を乗り越えた記憶がない。
「とりあえず行けるところ」を選び続けてきた結果、私は「どこにも行けない人間」になっていたのです。
「積み上げてきた人」との、埋められない距離
履歴書を書きながら、私は自分と同じ年齢の人たちの姿を想像しました。
彼らは、私が「面倒くさい」と避けてきた受験勉強に正面から向き合い、私が「眠い」とサボっていた講義で知識を蓄え、私が「怖い」と逃げていた就職活動で揉まれてきた人たちです。
彼らが何年もかけて一歩ずつ積み上げてきた土台。
それに対し、私はその場しのぎの砂の城で過ごしてきました。
その差は、ちょっとやそっとの努力で埋まるようなものではありませんでした。
「自分は、一体何をしてきたんだろう」
真っ白な履歴書は、私のこれまでの「逃げの人生」そのものでした。
20代中盤。社会人としては2,3年も遅れ、中身は空っぽ。
この時、私は人生で初めて、本当の意味での「恐怖」を感じました。
楽を選び続けた代償として、私は「自分という人間の価値」を、すべて失っていたのです。
ツケは、今からでも払える
今の私は、税理士としてスタッフを抱える立場になりました。
あの時、真っ白な履歴書を前に絶望していた私に、今の私が声をかけるとしたら、こう言います。
「その絶望を、忘れるな。それが、お前がここから積み上げるための『原動力』になるから」
私は、そこから日商簿記の勉強を始め、会計業界の門を叩きました。
25歳での再出発。遅すぎる、惨めだ、自分には無理だ。そう思う夜は何度もありました。
でも、あの真っ白な履歴書を見た時の寒気は、それ以上の「やる理由」になりました。
「二度と、あんな思いはしたくない」
その一心で、私はこれまでの人生で避けてきた「本気の努力」を自分に課しました。
「とりあえず」で選ぶのをやめ、「ここしかない」という場所で、泥臭く積み上げることを決めたのです。
「自分には何もない」と思っているあなたへ
もしあなたが今、履歴書を前にして「自分には書くことがない」「周りより遅れている」と立ち止まっているなら。
そのツケが回ってきた感覚を、大切にしてください。
それは、あなたが「これまでの生き方」に決別しようとしている証拠です。
真っ白な履歴書は、これからあなたが「自分の意志」で新しい経歴を書き込んでいくための、出発点にすぎません。
私たちの事務所は、完璧な経歴を持った人ばかりを求めているわけではありません。
むしろ、自分の「積み上げのなさ」に一度絶望し、そこから這い上がろうとしている人の、あの震えるようなエネルギーを信じています。
「とりあえず」の人生を終わりにしたい。
ここから、誰にも恥じない自分を積み上げていきたい。
その覚悟があるなら、ここから一緒に、一生モノのキャリアを書き込んでいきませんか。
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