履歴書を作成して愕然。「書くことが何もない」という恐怖
2026/01/19
逃げ道がなくなった日の、重い足取り
24か5歳の春。2年間の公務員試験に失敗し、いよいよ「就職」という現実から逃げられなくなった時。私は重い腰を上げて、コンビニで履歴書を買いました。
「とりあえず、どこでもいいから働かせてもらわなければ」
そんな後ろ向きな気持ちで、自室の机に向かい、買ってきたばかりの履歴書を広げました。 ペンのキャップを外し、まずは氏名欄を埋める。次に住所、電話番号。ここまでは機械作業です。
しかし、学歴の欄に差し掛かった時、ペンの動きが鈍りました。 高校入学、卒業。大学入学……そして、その下に刻まなければならない「留年」の事実。 さらに、大学卒業から現在までの、ぽっかりと空いた空白の期間。
「これを、どう説明すればいいんだ?」
そんな不安が頭をよぎりましたが、本当の地獄は、その先に待っていました。
ペンが完全に止まった「資格・免許」の欄
学歴の下にある、「資格・免許」の欄。 私はそこで、完全にフリーズしました。
書けることが、何もない。
辛うじて持っているのは、大学時代に取った普通自動車運転免許だけ。 英検? 取っていない。 TOEIC? 受けたこともない。 PCスキル? ワードでレポートが打てる程度。
頭の中が真っ白になりました。 25年間生きてきて、私が社会に提示できる「武器」は、車の免許証一枚だけなのか。 これまでの人生で、何か一つでも資格を取ろうとか、スキルを身につけようとか、そういった努力からことごとく逃げ続けてきた結果が、この真っ白な空欄に凝縮されていました。
自己PR? 志望動機? 嘘しか思い浮かばない
さらに追い打ちをかけたのが、「自己PR」と「志望動機」の欄です。
自己PR。自分を売り込むための文章。 「私の強みは……」と書き出そうとして、手が震えました。 強みなんてない。何かを最後までやり遂げた経験もない。学生時代に力を入れたことと言えば、深夜のバイトと睡眠だけ。 何を書いたところで、すべてが薄っぺらい嘘にしかならない。
志望動機も同じです。 「御社の理念に共感し……」なんて、思ってもいないことを書くしかない。本音は「どこでもいいから、雇ってほしい」だけなのだから。
私はペンを置き、頭を抱えました。 目の前にあるのは、ただの紙切れではありません。 それは、私の「空っぽな人生」そのものを映し出す、残酷な鏡でした。
同世代との残酷な対比
その時、ふと同級生たちの顔が浮かびました。 彼らは今頃、社会人3年目として、それぞれの場所で戦っている。 彼らの履歴書は、きっと私とは違う。 学生時代に打ち込んだサークル活動、インターンでの経験、あるいは独学で身につけたスキル。そういった「積み重ね」が、彼らの履歴書にはびっしりと詰まっているはずだ。
それに比べて、自分は。
「自分という人間の価値は、こんなにも空虚だったのか」
これまでは、なんとなく誤魔化して生きてきました。「まだ若いから」「これからだから」と。 でも、25歳で突きつけられたこの真っ白な履歴書は、もう言い訳が通用しないことを冷酷に告げていました。
社会に出るのが怖い。 面接官にこの履歴書を見せて、「君は今まで何をしてきたの?」と聞かれるのが、死ぬほど怖い。 自分が、誰からも必要とされない人間であることを証明するような作業に、私は押し潰されそうでした。
「空白」は、これから何でも書ける自由でもある
あの時の絶望があったからこそ、今の私があります。
「この空白を、何かで埋めなければならない」 「何か一つでいい。自分を支えてくれる武器が欲しい」
その切実な思いが、私を日商簿記のテキストへと向かわせ、やがて税理士という険しい道へと導いてくれました。あの真っ白な恐怖がなければ、私は一生、逃げ続けていたかもしれません。
今、もしあなたが、かつての私と同じように真っ白な履歴書を前にして震えているなら。 私は、あなたにこう伝えたい。
その「恐怖」は、あなたが自分の人生と真剣に向き合い始めた証拠です。 そして、その「空白」は、恥ずべきものではありません。
それは、これからあなたが、自分の意志で、どんなキャリアでも書き込んでいけるという「自由」の証明でもあるのです。
私たちの事務所は、過去の空白を責めるような場所ではありません。 むしろ、「この空白を、これからどう埋めていくか」という、あなたの未来への覚悟を見たいと思っています。
「本気で税理士を目指したい」という嘘偽りのない言葉が書けるなら。 私は、そんなあなたとこそ、一緒に働きたいのです。
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