西岡税理士事務所

開業届を出した後にやっておくと楽なこと

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開業後にやること

開業後にやること

2026/05/08

開業届を出した後にやっておくと楽なこと

開業届を出して「やった!」で終わっていませんか?

開業届を税務署に出すと、なんだか一仕事終えた気分になりますよね。

でも実は、開業届を出した「直後」にやっておくかどうかで、1年後の確定申告の時期に天国と地獄くらいの差が出ます。

難しいことは何もありません。どれも「やるかやらないか」だけの話です。今日はそのへんをまとめてみます。


青色申告の届出は、開業から2ヶ月以内に

一番大事なのがこれです。

「青色申告承認申請書」というものを税務署に出しておくと、確定申告の時に最大65万円の控除が受けられます。ざっくり言うと、税金が数万円から十数万円くらい安くなる可能性がある。

出さなければ白色申告になりますが、正直、白色を選ぶメリットはほとんどありません。昔は白色の方が帳簿の義務が緩かったんですが、今は白色でも帳簿をつける必要があるので、どうせ手間がかかるなら青色にしておいた方が得です。

期限は開業から2ヶ月以内(1月1日〜1月15日に開業した場合はその年の3月15日まで)。ここを過ぎると、その年は白色申告になってしまいます。開業届と一緒に出すのがベストです。


事業用の銀行口座を分ける

個人の口座で事業のお金も管理していると、後から「これは売上? プライベートの入金?」と、一つひとつ確認する地獄が待っています。

事業用の口座を一つ作って、売上はそこに入れる、経費もそこから払う。これだけで帳簿づけが圧倒的に楽になります。

特別な口座である必要はありません。今使っている銀行でもう一つ口座を開くか、ネット銀行で事業用の口座を作るか。どちらでも大丈夫です。

クレジットカードも、できれば事業用を1枚作っておくと便利です。プライベートの買い物と混ざらなくなるだけで、経費の管理がグッと楽になります。


レシートの管理ルールを決めておく

「後でやろう」が一番危険なのがレシートです。

おすすめは、何も考えずに封筒に入れること。月ごとに封筒を用意して、もらったレシートは全部そこに放り込む。これだけで十分です。

きれいにノートに貼る必要はありません。几帳面にやろうとすると、面倒になって途中でやめてしまう方が多い。「とりあえず捨てない」が最低ラインです。

スマホで写真を撮っておくのもアリです。最近の会計ソフトはレシートの写真からデータを読み取る機能がついているので、活用すると後が楽です。


会計ソフトは早めに触っておく

「確定申告の時期になったら考えよう」と思っていると、1年分の取引を一気に入力する羽目になります。これは本当にしんどい。

会計ソフトは、freeeでもマネーフォワードでも弥生でも、使いやすいと思うものでOKです。完璧に使いこなす必要はなくて、最初は「売上と経費を入れる」だけで十分。

月に一回、30分でもいいから入力する習慣をつけておくと、確定申告の時期に慌てなくて済みます。

もし「どれを選べばいいかわからない」「入力の仕方がわからない」という場合は、税理士に聞いてもらえれば一緒に選べます。


届出関係で忘れがちなもの

開業届と青色申告の届出以外にも、状況によっては出しておいた方がいいものがあります。

スタッフを雇う予定がある場合。 「給与支払事務所等の開設届出書」を出す必要があります。また、「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」を出しておくと、源泉税の納付が年2回で済むようになります。

家族に給与を払う場合。 「青色事業専従者給与に関する届出書」を出しておくと、配偶者や家族への給与を経費にできます。

どれも税務署に書類を出すだけで、費用はかかりません。自分に必要かどうかわからなければ、税理士に「開業したんですけど、他に出しておいた方がいい届出ってありますか?」と聞いてみてください。


全部やらなくても大丈夫、でも1つだけやるなら

ここまでいくつか書きましたが、全部を完璧にやる必要はありません。

もし1つだけやるなら、青色申告の届出。これだけは期限があるので、忘れないうちに出しておいてください。

あとのことは、後からでもリカバリーできます。口座を分けるのも、レシート管理を始めるのも、今日からで大丈夫。

商売を始めたばかりの時期は、本業に集中するのが一番大事です。事務的なことで頭がいっぱいになるくらいなら、早めに税理士に相談して、やるべきことを整理してもらう方が結局は早いです。


西岡税理士事務所では、開業したばかりの方からのご相談を歓迎しています。「何から手をつけたらいいですか?」から始めてもらって大丈夫です。


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